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今回は少し嗜好を変えて、記帳の重要性とそれが経営にどのように影響し、どうしてゆけばいいのかをお話します。
1‐記帳する事の意味
自分がずっと思っていた夢を叶えるために起業するなどなどこれから夢がふくらみますよね。「こういうサービスをやろう」「稼いで年収2000万だ」という様々な思いがあると思います。
ひたすらに商品やサービスを売り込むという事も大切です。でもどれだけ頑張ればよいのか、どれだけの売り上げが必要なのか、これを知るために重要な取組があります。それが記帳という作業なのです。
記帳とは何か
記帳っていうと難しく思われるかもしれません。でも難しく考えなくていいんです。売上などで入ってくるお金、毎月支払う家賃や仕入れ代金などをまずは整理することがスタートです。所謂普段の領収書整理と入金管理でいいのです。色々考えるべきポイントは多くありますが極端な事をいえばこのような日々の活動こそがこれからの商売を発展させて行く上で重要なのです。
記帳することでできること
記帳を積み重ね、数値的データが集まることによってできることはあります。それは今後の経営の道しるべとなる重要なヒントとなります。それを以下に具体的に取り上げます。
➀決算書(貸借対照表・損益計算書)
記帳を行うことで得られるものの一つに決算書があります。決算書とは主として貸借対照表、損益計算書、個別注記表、株主資本変動計算書の4つで構成されます。この4つのうち貸借対照表と損益計算書を取り上げます。個別注記表や株主資本変動計算書などはありますが、ここではあまり考えなくても大丈夫です。
まずは貸借対照表は端的に述べると決算書作成時点での会社・事業のお財布の中身を示します。現金・預金や売掛金、そして資産などを左側(借方)に記載し、借入金や未払金を書くと同時に、資本金や開業費といった純資産を記載します。これを右側(貸方)に記載します。なお、この右側及び左側の金額は同じになります。
次に損益計算書となります。損益計算書は端的にいえば会社の成績表と言えるものです。具体的には、売上から売上原価(仕入費用)を引き、売上総利益、またそこから事務所経費といった販管費などを引いて営業利益を算出します。この営業利益というものが純粋な営業の成績となるのです。
また、会社の資金で投資した株式で得た配当金や補助金、本業とは関係のないところで得た利益を営業外収益
そしてそこでの損は営業外損益に記載します。先の営業利益からこの営業外損益と営業外収益を合わせたものが経常利益となります。
また、通常の営業活動のなかではない属性で得た収益または損益は特別損益の部に記載します。具体的には不動産業者でない事業者が自社の所有する不動産を売却するといったことがあります。
そこから収める税金を引いたものが税引前当期純利益となります。こうすることによりどれだけの経費が出ているのか、営業利益を改善するための指標ともなるのです。
②資金繰り表
①においては経営上の成績、財産状況を示すものです。②の資金繰り表は当座の資金繰りを把握するためのものです。特にこれは売上を掛け入金や手形取引を行っている場合には有効です。
資金繰り表を単純化するとその月のうちに入金される売上とその月に支払う税金や仕入先への支払いをまとめ、その月の資金繰りを見るものです。
また、これをさらに深めたものはキャッシュフロー計算書となります。
③損益分岐点分析の指標及び成長分析
決算書ができると、過去との比較も容易になります。そこで損益分岐点分析や様々な経営分析にも役立ちます。
以上にあげた各種の点は改めて記事にいたします。
このように普段の企業経営の面においても明確な指標となるのです。また、建設業の許可や産廃業などの許可においては決算書ベースで財務面での提出書類が必要となります。
このような記帳などのお悩みも当事務所にて相談できますのでお気軽にお問い合わせください。業務として記帳代行も実施いたしております。
当事務所ですと補助金といった資金調達のみならず許認可まで幅広くワンストップで対応できるのが特徴です。
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