いつもありがとうございます。
今回はGビズID取得の方法についてのお話をします。
補助金制度を活用する上でスタンダードになっているこのGビスIDの取得に困っているからがおられたので今回まとめた次第です。
1‐GビズID発行までの期間
今回、この話を取り上げたのはほとんどの国の補助金制度においてGビズIDを用いた電子申請がスタンダードとなっておりますが、私が補助金申請の支援に関わった方の多くがGビスIDを初めて取得した方が多くどうしていいのかわからないとおっしゃるかたが多かったのです。また公式には10日〜2週間程度で交付されるとの公表があったのですが、私が申請した際には3週間ほどかかってしまいました。なぜこのようなことが起こったのでしょうか?
それはちょうど昨年、事業再構築補助金という大口の補助金が新たにスタートしたことも相まって、GビズIDへの申請が集中したタイミングでした。
このように新しい補助金や申請の締切直前などでは時間が想定以上にかかってしまうことがあります。そのために早め早めに申請することが大事となります。
当事務所としてはおおよそ1ヶ月前から補助金申請の一番最初にGビズIDの取得をまず1番最初にするべきと考えます。
2−GビズIDの種類
「ともかくGビズIDを取得すればいいのだろ」ーそういった声も聞きます。しかし、取得する種類も間違えてしまうとそもそも申請することができない場合もあります。ここでは補助金申請にターゲットを絞ってお話します。
以上の表はGビズID公式サイトより抜粋です。以上の表からわかるようにGビズIDには3種類あります。しかし、どれが補助金申請に使えるものかを間違えてはいけません。
補助金申請において使うものはGビズIDプライムとなります。このGビズIDプライムが補助金申請のみならず他の行政サービスなども基本的に制限なくすべて活用することができるのです。
ここにあるGビズIDプライムの下にあるGビズIDメンバーは例えば法人の総務担当者が変わって補助金申請する場合などに使います。またGビズIDエントリーでは補助金制度など主要な申請などに活用することはできません。相談者の中にも誤ってGビズIDエントリーで申請してしまい、ギリギリになってプライムへの申請を行ったケースもありましたのでお気をつけてください。
3−GビズID取得の流れ
では早速、GビズID取得に向けた流れを紹介いたします。
まずは先程上げた図であるように印鑑証明書の郵送が必要となりますので個人事業主の方でしたら個人の印鑑証明書、法人の場合でしたら法務局に法人の印鑑証明書の取得をまずはよろしくお願いいたします。
それを上ででは実際の申請画面を見てみましょう。
これがGビズID入力の最初のページとなります。法人でしたら法人番号の入力、法人名、個人事業主の場合なら屋号の欄に屋号の入力をお願いいたします。法人の場合ですと法人番号の入力で所在地のところまで自動的に入力されます。必要事項を入力しましたら『次へ』をクリックします。
ここのページにおきましてはこのG ビズIDを使う方の情報を入力します。話の流れから気がついた方もいるかと思いますがこのGビズIDは個人に紐づけされることとなるのです。だからこそGビズIDメンバーというものも存在するのだと思っていればOKです。ここで先に入力した情報を反映させます。ここで反映されているのは法人の場合ですので利用者氏名などは代表者となります。
あともう少しで終わりですので頑張りましょう。ここではメールアドレス及びSMS受信用の携帯電話番号の入力が必要となります。なぜ、このような入力が必要なのかというとログイン時においてSMSを受信できる携帯電話宛にワンタイムパスワードが送られ、それを入力することでログインができることになります。SMS受信の携帯電話番号を代表者、実際に入力する方が従業員の場合は注意をしてください。この場合はGビズIDプライム取得後、GビズIDメンバーの取得をすることが望ましいです。
ここに必要事項を入力し、規約に同意の上、『申請書作成』ボタンをクリックします。今までに入力した内容が正しいかを確認した上で申請書をダウンロードします。ダウンロードしたら原本と送付先の案内、チェックリストがでてきますのでプリントアウトの上、所定の箇所に印鑑証明書と同じ印鑑をくっきり押印し、チェックリストにチェックを入れながら、印鑑証明と申請書とチェックリストを送付いただければ所定審査の後にGビズIDが交付されます。
また、申請情報についてはGビズID公式ページより確認できます。
以上がGビズID取得の流れとなります。思ったより簡単だって言う人もいれば難しいなぁって感じられるかたもいるかと思いますが、補助金制度活用を考えている方はこの記事がお役に立てれば幸いです。